【双子の応援団挑戦記】~結果よりも価値あるもの~

双子育児の悩み(総合)

運動会当日、親の願いは「優勝」ではありませんでした

運動会当日の朝。

ここ数週間ずっと心配していたことがありました。

それは、振りの間違いでもコールの言い間違いでもなく、
応援団長を務める兄の”喉”です。

毎日の練習で声を張り上げ続け、本番直前には声がかすれ、ほとんど出なくなっている状態でした。

それでも必死のケアを続け、当日の朝は、どうにか声が出ていました。

選手宣誓も、応援合戦も、最終確認は完了。

もう親にできることはありません。

不安な気持ちを見せないように、

「大丈夫。最後の運動会、楽しんでおいで。」

と送り出しました。

 

双子の運動会は親も作戦会議が必要

双子育児をしていると、運動会ならではの悩みがあります。

それは、

「どちらをどこで撮るか問題」

です。

同じ学年なので出番はほぼ同時。

しかも今回は赤組と白組に分かれています。

親は事前に綿密な作戦会議を行い、それぞれ担当を決めて別々の場所で待機。
祖父母もカメラマンとして強力な戦力です。

気づけば夫は、小学校生活6年間で初めて一番乗りの場所取りをしていました。

並々ならぬ気合いです。

それほど、特別な運動会だったのです。

 

努力は本番で必ず力になる

まず行われたのは選手宣誓。

赤組団長と白組団長による堂々とした掛け合いでした。

練習を重ねてきた成果がしっかり表れています。

そして迎えた応援合戦。

親としては、

「どうにか最後まで声が持ってほしい」

その一心でした。

 

団長になれなかった弟が見せてくれた成長

最初は赤組の応援合戦。

団長にはなれなかった弟ですが、その存在感は十分でした。

キックボクシングで鍛えたパンチやキックを活かし、全力で応援を盛り上げます。

先頭に立つことだけが活躍ではありません。

悔しい経験をしたからこそ、

自分にできる役割を見つけ、

仲間のために力を尽くす。

そんな姿を見せてくれました。

 

団長としてやり切った兄

続いて白組の応援合戦。

団長として先頭に立った兄は、大きな声でコールを響かせました。

振り付けも、

掛け声も、

これまで積み重ねてきた練習の成果をすべて出し切っていました。

何度も壁にぶつかりながら、

悔しい思いもしながら、

ここまでやってきたことを知っているからこそ、胸が熱くなりました。

そして何より、最後まで声が出たことに心から安堵しました。

 

結果以上に大切なもの

運動会はその後も続きます。

応援団は暑い中でも出番が多く、自分の競技も全力で取り組みます。

長かったようで、振り返ればあっという間の一日でした。

そして結果は赤組の優勝。

白組団長だった兄は優勝杯を手にすることはできませんでした。

でも、私は思います。

この運動会で得たものは、優勝杯よりもずっと大きかったのではないかと。

 

子どもの成長は「結果」だけでは測れない

団長に選ばれた兄は、

責任を背負う難しさを知りました。

思い通りにいかない苦しさも経験しました。

団長になれなかった弟は、

悔しさを受け入れながら自分の役割を見つけました。

そしてお互いに協力しながら、本番を迎えました。

どちらも立場は違います。

けれど、それぞれが大きく成長したことに変わりはありません。

 

親が誇りに思うのは「結果」ではなく「過程」

運動会が終わったあと、子どもたちに伝えた言葉があります。

「よく頑張ったね。」

そして、

「感動をありがとう。」

親が本当に心を動かされるのは、優勝や勝敗そのものではありません。

挑戦する姿。

悔しさを乗り越える姿。

仲間と支え合う姿。

そうした過程を見せてもらえたことが、何よりの宝物でした。

小学校最後の運動会。

我が家にとっては、勝ち負け以上に「成長」を感じられた、特別な一日となりました。

 

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