「双子って、やっぱり同じようなことに興味を持つの?」
よく聞かれる質問ですが、我が家の答えは「NO」です。
同じ環境で同じ物を見て育っても、
頭の中は驚くほど違います。
その違いが顕著に出たのが、小学校最後となった今年の夏休みの「自由研究」でした。
今回は、まったくタイプの違う小6双子男子のリアルな自由研究エピソードと、
そこから親が学んだ「双子育児の視点」をお伝えします。
【兄】社会課題に目が向く「現実派・理屈タイプ」
テーマ :ろ過装置でどれほど使える水まできれいになるのか?
きっかけ:ニュースで見た九州の地震被害による断水
ニュースを他人事にせず、「同じ状況になったとき、自分たちの水は大丈夫か?」という
問題意識からスタート。
ペットボトルでろ過装置を作り、泥水を相手に8回も実験を繰り返しました。
5回目でほぼ透明な水になり、実験は大成功。
しかし、兄の最終的な感想は
「きれいになったけど、飲むのは怖い…」
という超リアルなもの。
理論やデータはしっかり追求しつつも、最後はちゃっかり現実的。
冷静でロジカルな兄らしい感想でした。
そして、
「煮沸すれば飲めるのか?」
という新たな探求心へと繋がる研究となりました。

【弟】感情と行動が直結する「愛情派・実践タイプ」
テーマ :手作り虫除けスプレーで愛犬を虫から守りたい
きっかけ:家族旅行に一緒に行く愛犬への愛情
一方、弟のモチベーションは
「大好きなくぅちゃん🐶を守りたい!」
とい純粋な気持ち。
ゼラニウム・ひのき・ユーカリ のアロマオイルの効能を調べて試作に入りました。
しかし、調査の途中で
”ユーカリは犬にとって注意が必要だ”
という事実が発覚。
「愛犬のために」作ったスプレーが愛犬に使えないという壁にぶつかりましたが、
「調べることでリスクを回避できた」のは大収穫。
最終的には人間用として活用する着地点を見つけました。

「比較」ではなく「個別の目的」を面白がる
双子を育てていると、どうしても
「どっちが優れているか」
「どっちが進んでいるか」
と無意識に成果物のクオリティを比べてしまいがちです。
でも、”小6の自由研究”で親として意識したのは、
「なぜそのテーマを選んだのかという目的」
を尊重することでした。
■社会の出来事から課題を見つけ、実験を完遂した兄
■身近な存在への愛からスタートし、正しい知識を得た弟
アプローチは180度違いますが、どちらも
「自分なりの目的」
を持って動けた姿に、6年間の確かな成長を感じました。
双子育児で親が得た気づき
これまで、夏休みの自由研究といえば「親の宿題?」かというほど一緒に取り組んでいました。
しかし今年は、親がやったことといえば、道具の準備や少しのサポートくらい。
小6にもなると、親がレールを敷かなくても自分の「興味のアンテナ」で、ちゃんと深堀できるようになっていました。
「双子だから同じクオリティに」
と構える必要はありません。
「全然違うからこそ、2倍面白い」
そう割り切って、
それぞれの興味を面白がること
それこそが
個性を伸ばす一番の近道なのかもしれません。
今まさに
「双子の個性の違い」や「双子の成果物のクオリティの差」
に悩んでいる方の参考になれば幸いです。
